今回はScratchでブロック13個で「落ちゲー」をつくろう!の後編でござるよ
前回はプレイヤー(ネコ)を操作するスクリプトとリンゴが繰り返し落ちてくる動きをプログラミングしたのです
2022.11.16
Scratchゲームプログラミング講座~「落ちゲー」をつくろう【前編】難易度★☆☆☆☆
ブロック13個で作れる!初心者向け簡単ゲーム(難易度★☆☆)Scratchについて詳しくはこちらをご覧ください...
リンゴのプログラム-左右ランダムな位置から落下
でも、今のままではリンゴが毎回同じところから落ちてくるのです。それにリンゴがプレイヤーを素通りするのです
そうでござるな。ゲームとは敵がどこから出現するか分からないところにスリルと興奮があるでござるからな…プログラムを改造するとよいでござるが、(そう言えばヨモギ殿は”乱数”がどうとかと言ってたような…)ヒントは「乱数」でござるよ
「乱数」とは「ランダム」のことですか?
…そうとも言うでござるかな…
なるほどなのです!「演算」の中に「1から10までの乱数」という“乱数”のブロックがあるのです!これを使うのです
「乱数」とはコンピューターが勝手にえらんだ数字のこと。Scratchの「乱数」ブロックでは1から10、-10から100などなど、範囲を指定すると、その中から、ブロックの命令が実行されるたびに勝手にコンピューターが数字を選んでくれる
このブロックでござるね。では…このブロックをどこに入れるでござるかね…
リンゴは左右、ヨコ方向のランダムな位置から出現してほしいのです。ヨコ方向は「x座標」なので、ここに入れると思うのです!
本当にそれで合ってると思うでござるか?…ファイナルアンサー?
…ファイナルアンサー
じゃあ、確かめてみるでござるよ…(スタートボタンを)ポチっとな
…変わらないでござるよ。同じ位置から落ちてくるでござる
でも、x座標(赤丸部分)を見ると、毎回少しずつ数字が変わっているのです……分かった!さっきの乱数の数字を1から10じゃなくて、-240から240に変えるのです!
これで合ってますか?音々ちゃん
大正解でござるよ!これで「乱数」の使い方もバッチリでござるな
はい、なのです
リンゴのプログラム-リンゴに触れたら
これで、ゲームは完成でござる!
…音々ちゃん、まだ大事な部分が残っているのです
(ギクッ!)え?どこ?…よ、よく気づいたでござるね
今のままだとネコがリンゴに触れても素通りしているのです
本当でござるな……そうそう、ネコ殿がリンゴをキャッチしたら、リンゴが上に戻らないといけないでござるな
この場合は…「制御」の中の「もし~なら」ブロックを使うのですか?
え?「もし~なら」ブロック?(そんなブロックの使い方分からんでござるよ)いやいや、もっと簡単な方法があるかもしれないでござるよ…
もっと簡単な方法??うーん、分からないのです。ヒントをください、なのです
ヒントでござるか?…うーん…さっき、「端」に触れたら、リンゴが上に戻ったでござるね
分かったのです!ありがとうございます音々ちゃん
??
「調べる」から、もうひとつ「マウスのポインターに触れたら」ブロックを持ってきて、マウスのポインターを「スプライト1」に変えるのです
なるほど、ネコ殿は「スプライト1」という名前になっているでござるね
このブロックをプログラムに追加すれば、リンゴがネコに触れても端に触れた時と同じように上に戻るはずです!
「~または~」ブロックをつかう
でも、このブロック、どこに入れるでござるか?もう、どこにも入れたりつないだりできそうもないでござるよ
だーいじょうぶなのです。「演算」の中の「~または~」というブロックを使うのです
「端に触れた」ブロックを一度外して、「~または~」の左側に入れてあげるのです
ふむふむ、そうすると「~または~」の右が空いているでござるから…
『「スプライト1」に触れた』をいれるのです!
そして、「または」ブロックを穴の開いている「~までくり返す」に入れてあげるのですね!
なるほど…でも、「~または~」の上に同じような「~かつ~」というブロックがあるでござるが、こっちを使っちゃダメでござるか?
「~かつ~」は、左と右が両方とも正しくないとダメなのです。もし、今回このブロックを使ったら、「端に触れた」と「スプライト1(ネコ)に触れた」が両方同時に発生しないと、リンゴが上に戻らないのです
いやいや、「端に触れた」と「ネコ殿」、両方同時に触れるなんて、そんな器用なことできないでござるよ
だから、「~または~」ブロックを使うと良いのです!こちらなら「端に触れた」と「スプライト1(ネコ)に触れた」、どちらか一つでも発生すればリンゴは上に戻るのです!
(なーるほど)いや、よくぞ気付いたでござるな、明日架殿!
いえいえ、みんな音々ちゃんのおかげなのです!音々ちゃんがわざと分からないふりをしてヒントを出してくれたから、なのです!
いやーそれほどでも…、そうそう、最後にちゃんと思った通りの動きをするか確認するでござるよ。せーの、ポチっとな!
アハハハ、音々ちゃん、右、右!こんどは左!
こ、これは!操作が難しいでござるな。でもなかなか面白いでござるよ
リンゴを複製しよう
リンゴがひとつだとキャッチするのが難しそうなのです。もっとリンゴを増やしたらよいのです
リンゴを増やすには…ここをマウスで右クリックして「複製」でござるな
リンゴは3つくらいが良さそうなのです
おお!リンゴが増えたら、取り放題でござるよ!
下の図が今回のゲームのプログラムです
本当に、たったブロック13個しか使っていないでござるよ!
でも、音をつけたり、スコアを付けたらもっともっと楽しいゲームになりそうです!音々ちゃん、またScratchを教えてくれますか?
う、うん…いつでも教えて進ぜるでござるよ
ありがとう、なのです!次のScratch講座、楽しみにしているのでーす!!
…
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