直感的に心の中のイメージを3Dモデルにデザインできる!
目次
TInkerCad(ティンカーキャド)とは
CAD(キャド)とは、「Computer Aided Design」の略で、和訳すると「コンピューターが支援してくれる設計ツール」という意味になります。
元々は設計技師が使用する、高度で専門的なツールでしたが、近年、3Dプリンターが家庭や学校でも使われるようになると、CADで思った通りの3Dモデルデータを作りあげるツールも、一般の人が使うようになりました。
そんな流れのなか、2011年、元GoogleエンジニアのKai BackmanとMikko Mononenによって開発されたのが、TinkerCadです。
TinkerCadは、誰でも3Dモデリングが簡単にできて、そのデザインを広く公開できるように、という画期的なコンセプトでのツールです。
現在は、CADシステムの大手開発メーカーであるAutodesk(オートデスク)社によって運営されています。
TInkerCadの特色(おすすめポイント)
特色① インストール不要でWebブラウザで使用可能
TinkerCadはWebブラウザ上で操作するWebアプリです。なので、インターネットとWebブラウザさえあれば、パソコンにインストールする必要が無く、WindowsやMacなどOSに関係なく使用できます。
もちろん、全ての機能が無料で使えます。
アカウントを作成すれば、デザインデータはクラウドに保存されるので、違うパソコンからでも、すぐに作業の続きができます。
特色② 直感的で子どもでも使いやすいインターフェイス
TInkerCadの”Tiker”とは、「いじくり回す」という意味ですが、まさに、マウスでいじくりまわすようにモデリングしていきます。
あらかじめ用意された立方体や円柱など、単純なカタチをつないだり、大きくしたり、回転したり、穴をあけたりして思った通りのカタチに近づけていきます。
ほとんどの操作がマウスだけで可能なので、子どもでも操作が容易です。
特色③ 3Dプリンターはもちろん、レーザーカッターやUnityにも対応
TinkerCadでつくったモデリングデータは、3Dプリンターでプリントするためのデータに書き出すことはもちろん、他のデータ形式にすることができます。
たとえば、ハイエンドながら、無料でだれもが使えるゲーム製作ツールの「Unity」で、ゲーム内のキャラクターやオブジェクトとして使用することもできますし、レーザーカッター用のデータとしても使うことができます。
他にもこんな機能が
「子どもにも使いやすいツール」を意識してか、TinkerCadには子どもが喜びそうなユニークな機能が付いています。
例えば、TInkerCad上でモデリングしたデータを「MineCraft(マインクラフト)」風に表現したり、「レゴブロック」風に変換する、なんてことができます。
また、TinkerCadには、モデリングツール以外にも「回路」という機能があり、実際の電子回路を組む前に不備がないかをシミュレーションしたり、Arduinoなどのマイコンで回路を組みながらプログラミングもできる、便利な機能がそなわっています。
最近では、TinkerCadが小中学校の教育の場でも使われているため、教師や学生用のアカウントが用意されていたり、チュートリアルも充実しており、STEAM教育のツールとして申し分のない機能が備わっています。
スイッチオンラボでTinkerCadを学びませんか
スイッチオンラボ ではTinkerCadの使い方を動画でレクチャー。初心者でも、使い方をやさしく丁寧にお教えします。
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