教材紹介

教材紹介「M5Stack(エムファイブスタック)について」

ミライのエンジニアたちへ!M5Stackと一緒に創造の旅へ出よう‼

はじめに

今回は、子供たちが楽しみながらプログラミングの基本を学び、未来のエンジニアとしての旅を始めるための素晴らしいツール、M5Stackについて紹介します。

この世界はますますテクノロジーに依存するようになっており、その中心にあるのがプログラミングです。プログラミングは、私たちの日常生活をより便利にするアプリを作ったり、問題を解決する新しい方法を見つけたりするための重要なスキルとなっています。そして、プログラミングやSTEAM教育への取り組みは、好奇心が旺盛で、吸収力の高い子どものころから始めることが断然おススメです。

そこで今回は、M5Stack(エムファイブスタック)というマイコンボードを紹介します。

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ヨモギ

ボクも初めてプログラミングを学んだときは、すごく難しく感じたけど、少しずつ理解できるようになったのん。M5Stackについても、一緒に学んでいくと面白いのん

M5Stackの開発経緯

世界的なプログラミング教育ブームと共に、子供から大人まで気軽にプログラミングに触れてもらうため、近年、様々なツールが登場しています。その一つが、今回ご紹介するM5Stackです。M5Stackは、ESP32という高性能なマイクロコントローラをベースに開発された、コンパクトながらも機能豊富なマイコンボードです。

M5Stackは、「プログラミングと電子工作を簡単に、楽しく学べるプラットフォームを作りたい」という開発者の思いから、2017年に中国の深センで産声を上げました。M5Stackの開発チームは、時代の潮流であるIoT(Internet of Things=モノのインターネット化)に適したマイコンボードとして、まずベースに”ESP32”を選びました。ESP32は、Wi-FiとBluetoothを内蔵する低コスト、低消費電力なSoCのマイクロコントローラとして知られています。

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ヨモギ

“ESP32”は、ちっちゃいけどすごく高性能なマイコンなのん。だから、M5Stackはたくさんのことができるのん

EPS32 (引用元:Wikipedia)

ESP32は開発コミュニティも活発で、ネットなどですぐに情報が見つけら、開発環境も比較的容易に用意できるので、子供から大人まで、初心者から上級者まで、幅広いユーザーに対応しています。また、その機能の豊富さと、今後も開発が進み、より多くの機能が追加されることが期待され、可能性はますます広がっています。

そんなM5Stackの魅力と可能性を、次の項目ではさらに詳しくご紹介していきます。

M5Stackの特徴

M5stack以外にもESP32を使ったマイコンボードは存在しますが、他のESP32を使った開発ボードと比べても、M5Stackはそのコンパクトさと多機能さで一線を画しています。その3.5cm角の小さな筐体に、液晶ディスプレイやボタン、バッテリーまで内蔵しており、この一つのボードだけでさまざまな開発が可能です。


M5Stack Basic(引用元:Amazon)
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ヨモギ

この小ささでモニターが付いているのは、画期的なのん!

また、M5Stackの魅力は、その豊富なバリエーションと高い拡張性にあります。基本モデルのM5Stack Coreから始まり、小型で安価なM5StickC、さらにはAI開発向けのM5StickVなど、多様なニーズに対応するラインナップが展開されています。

M5stack Core と M5StickC
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ヨモギ

ボクは、コンパクトなM5StickCをよく使っているのん。小さくて持ち運びやすいし、デザインがカワイイのん

さらに、50種類以上ものセンサーユニットがM5Stackと直接接続可能で、あらゆるプロジェクトに対応できます。例えば、温湿度センサー、照度センサー、心拍センサーなど、様々なデータを取得して利用できます。

       M5Stackの豊富なユニット類(写真はほんの一部)

以上の特性から、M5Stackは初心者から熟練者まで、幅広いユーザーにとって便利な開発ツールとなっています。

M5Stackでできること

M5Stackを使用すると、さまざまなアイデアを”カタチ”をにすることが簡単にできます。例えば、気象ステーションを作るためのセンサーを使って自宅の天候をモニタリングしたり、GPSユニットと連携して自作ドローンを制御したり、可能性は無限大です。

さらに、M5Stackのバリエーションとセンサーユニットを上手く活用することで、例えば自動灌漑(土などが乾いたら自動で水やりをする)システムの構築や、AIを利用した顔認識システムなど、より高度なプロジェクトにも挑戦することができます。

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ヨモギ

M5Stackのセンサーユニットはそれぞれが特別なのん。ボクが最初に作ったのは、部屋の温度をモニタリングするシステムだったのん。センサーのデータを理解するのは難しかったけど、完成したときの達成感は大きかったのん。

M5Stackで学べるプログラミングの基本スキルと開発環境

M5Stackの開発環境の一つとして簡単な命令のブロックを並べてプログラミングできるビジュアルプログラミングツールの「UIFlow」が使えます(もちろん無料)。
Scratchやmicro:bitのMake Codeエディターに似たインターフェイスは、子供でも直感的にプログラミングすることができ、それによってプログラミングの基本スキルを学ぶことができます。変数の管理、ループの使用、条件分岐の理解などの基本的な概念から、クラスや関数といったより高度なプログラミングのスキルまで幅広く学習できます。

開発環境としては、UIFlowの他に、Arduinoの開発環境である「Arduino IDE」が利用できます。Arduino IDEは「C言語」と「C++」をベースにしたプログラミング言語を使って開発する環境です。プログラミングの概念をより深く理解し、より高度なコードを書くことができます。

UIFlow

Arudino IDE

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ヨモギ

ボクも最初はUIFlowでプログラムを作ったのん。ブロックを組み合わせるだけで、自分だけのプログラムを作れる感覚は楽しいのん。そして、少しずつArduino IDEにも挑戦して、より深くコーディングの世界に入っていったのん

まとめ

M5Stackはその豊富なバリエーションと多種多様なセンサーユニット、そして2つの異なる開発環境により、初心者から上級者までプログラミングの世界を広げる道具となります。それぞれのニーズに合わせて選べるハードウェアとソフトウェアが、新しい可能性を広げ、一歩一歩、新しいスキルを獲得する喜びを提供します。

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ヨモギ

プログラミングは確かに最初は難しく感じるかもしれないのん。でも、一歩一歩進むことで、楽しみながら学べるようになったのん。M5Stackと一緒に、新しい世界を探索なのん!

さあ、あなたも、一緒にM5Stackという新たなツールを手に、学びの旅を始めましょう!

スイッチオンラボでは、無料体験会も開催しておりますので、ぜひお気軽にご参加ください。

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