もうゲームセンターに行かなくても良い?
タミヤの工作パーツで「クレーンゲーム」を自作しよう!
タミヤロボットスクール三条教室のメカニックコースEx(エクストラ)クラスでは、先月から3回に分けて、リモコンで操作する「クレーンゲーム」を製作しました。
「Exクラス」とは、通常の2年間のカリキュラム(基礎クラス、応用クラス)を卒業した生徒が進むことができる特別なクラスです。
「タミヤの工作シリーズのパーツを使用する」というルール以外は、ある程度自由に教室がカリキュラムを決めることができます。
三条教室では、3年目ということもあり、今までより難易度は高めですが、より発展的な学びを提供でき、何より、子ども達がワクワクするような内容を心がけてExクラスの内容を決めています。
その中のひとつが、今回の「クレーンゲーム」です。
このクレーンゲーム、もちろん三条教室が独自に製作したものなので、テキストもありません。
講師が事前に製作した完成品を見て、それをよーく観察して組み立てていきます。
第1回:リモコン~ギヤボックスの組立・取付
第1回目は、リモコンボックスの組み立てから。過去に大型ロボットの時でも製作したこともある4chリモコン。さすが、3年目ともなると、みんな、卒なく組み立てていきます。
リモコンができたら、次はギヤボックスをつくっていきます。クレーンゲームでは合計4つのモーターを操作するので、ギアボックスも4つ必要です。
第2回:前後左右のコンベアカー製作
ゲームセンターにある「クレーンゲーム(UFOキャッチャー)」はベルトコンベアのような機構で前後左右に動いていますが、今回はタミヤの工作シリーズを使って簡単につくれるよう、タイヤで動くものにしました(これを三条教室では”コンベアカー”と名付けました)。
ユニバーサルプレートにギアボックスを取り付け、コンベアカーをつくります。
フレームの上部にある両端の板の上をそれぞれコンベアカーが移動します。
これがクレーンゲームの前後の動きになります。コンベアカーが板から外れてしまわないようにタイヤの内側にガイドとなる細い板をつけたり、前後にストッパーの板もつけました。
前後の動きの2台のコンベアカーの上に板を取り付け、その板の上をコンベアカーが移動します。これが左右の動きになります。
左右の動きとなるコンベアカーの上部にクランクギアボックスを取り付けます。
これが、ハンド部分の上下の動きになります。
第3回:ハンド部分の組立
そして最後は、景品をつかむハンド部分の組み立てです。
クラッチ・ラックギヤを使い、パンタグラフの機構を使ってハンドが開閉するようになっています。
それぞれのユニバーサルアームを留める支点がすこしでもズレると、うまく動きません。
何番目の穴にプッシュリベットを刺して留めるのか、完成品をよーく観察しながら、慎重に組み立てていきます。
ハンド部分ができたら、上下の動きのクランクギアボックスから出ているシャフトに、タコ糸で吊るします。このシャフトが回転することでタコ糸が巻かれ、ハンド部分が上下する訳です。
ですが、このタコ糸が長すぎるとハンドが床面に触れてしまったり、短すぎると景品が取りづらかったりと、微妙な長さの調節が必要です。
何度も長さを調整しては動きを確認。なかなかに神経を使う作業です。
クレーンゲーム完成!
なかに入れる景品はガチャガチャのカプセルを想定していたので、取り出し口のかわりに厚紙で作成したスロープをとりつけました。フレームの周りに透明フィルムを貼って完成です。
景品をつかむハンドの部分は改良しだいで色々なものをつかむことができます。
家に帰ってから、改良を加え、自分だけのクレーンゲームをつくりあげたりしてほしいです。
「夏休みの自由工作をこれにする!」なんて声もありました。
でもみんな短い時間でよくがんばってつくりあげたと思います。さすがExクラスの生徒です。
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